こんにちは。今年も残り10日余りとなりました。巷ではボーナスも支給され、クリスマスや年の瀬のお買い物などで財布のひもも緩んでいるそうです(^。^)y-.。o○
話は変わりますが、私の中での12月15日は赤穂浪士討ち入りの日、プロレスラーの力道山が亡くなった日、同級生の誕生日、父の命日の翌日であります。このように特に祝日などでもないのに、いつの間にか頭の中にインプットされています。
それなのに、12月8日が太平洋戦争が勃発した日だと言うことをどれだけの人が認識しているのでしょうか?特に若い世代の方たちには、認識されていない人が多いのではないかと憂いています。
8月15日には終戦記念日としてのイベントやテレビ中継も行われ、国民に等しく認識されていると思うのですが、12月8日のことをどうしてもっと等しく周知させないのかと不思議に思うのです。
終戦記念日に戦没者の御霊を偲び、恒久平和を誓うのであれば、12月8日も我が国が犯したことをありのままに伝え、なぜこのようなことを行ったのかを当時の歴史的背景なども含めて詳しく検証する義務があるのではないかと思います。
日本は戦後復興をいち早く成し遂げ、世界が驚くほどの経済成長を遂げたのですが、これはとりもなおさず戦没者の犠牲の上に成り立っているものであり、また日本人の勤勉、勤労の賜物であったことは言うに及びません。
当時の国力からして、到底アメリカやイギリスにかなうはずもないことは有識者の中では当たり前の見解でしたが、最大権力を持つ陸軍の一方的な判断によって、誤った道へと進まざるをえなかったことは慙愧に堪えません。
二度と戦争をしてはならないのは当たり前のことですが、アメリカの核の下では恒久平和も危ぶまれます。いつのころからか日本は平和ボケをしていると言われていますが、今一度12月8日に何が行われたのかを考えてみる必要があるのではないでしょうか。
何事も終わりだけを学んで反省するよりも、きっかけや原因なども含めて始まりから学ばなければ、何もわからないと思います。
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