こんにちは。まだ冬の訪れには早いのですが、今年もあと50日余りになったのかって思うと、ちょっと気持ちも慌ただしくなってまいりました。
お歳暮のカタログ「冬の味だより」を送付して1週間くらい経ちます。お蔭さまで今のところ反響は上々のようです。特に”おせち”の注文は毎日のように入ってきています(^^)v。限定200個の商品で、昨年は早い時期に完売したものですから、昨年買えなかった人からの注文が多いみたいです。
「私はこの頃、自分の置かれた場所を素直に受け入れることの難しさを感じております。」これは冬のカタログでの私の挨拶文の中での一文です。
父が亡くなって10年、社長に就任してから14年が経ちますが、今さらながらこんなことを感じる日々なのです。よく2代目(正確には3代目ですが)は敷かれたレールに乗っかっていればいいから楽だよね、とか言われます。確かにそういう面もありますが、時代とともに変えなければいけないことも多くて、会社を存続させることの難しさを実感しております。
私は経営者として時流に乗り遅れること、お客様のニーズの変化に対応できないことを一番恐れていたかもしれません。だからネットビジネスにも力を入れているし、新規顧客獲得のための販促活動にも力を入れてきたし、新規商品の開発にも取り組みました。新たなことをすれば、それ相応の経費もかかります。それに見合うだけの売り上げが上がらないから、日々いろんなことを考えます。
このように私は時代とともに変えることばかり考えてしまい、父が築いてきた大切なものを守っていくことに関しては、あまり意識していなかったように思えます(=_=)。
お客様を大切にすることはもちろんですが、従業員に対して心の底から大切にしようとか、些細なことにも気を配ろうとか、結局それがモチベーションを高めていくことに繋がるってことが、無意識のうちになおざりになっていたように思えます。
レールに乗っかって、前だけを見ていろんな変化に対応してきたつもりだったけど、そのレールが如何にしてできたか、どんな思いでそのレールが築かれてきたかを今一度見直してみることが、すなわち自分の置かれた場所を素直に受け入れることなんだと思いました。我ながら恥ずかしい限りですが、これを機に私が先頭に立って、みんなが力を合わせることが出来たなら、もう何も迷うことはないだろうと思います!
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