こんにちは。今日から3月です。県内の公立高校のほとんどは今日が卒業式です。
35年前に私も高校の卒業式を迎えましたが、大学の合格発表がまだだったせいもあって、卒業式もさほど感慨深いものがなっかたことを覚えています。
ただ、3月の半ばを過ぎて、大学への入学も決まった頃から、友人との別れへの思いや、新しく始まる都会での一人生活への不安が募っていきました。
高校生活は堕落していたからか、あまり良い思い出もありません。進学校にも関わらず、1年、2年とほとんど勉強せず、3年生になってやっと重い腰をあげて、受験勉強なるものを始めたのでした( *´艸`)
もともとのんびり屋で、競争心もなく、実力に見合ったところへ行ければいいくらいにしか思っていませんでしたからね。
大学に入って一人生活を始めるようになり、初めて親の苦労やありがたさを身に染みてわかるようになりました。一人で大きくなったかのように勘違いをしていた自分を恥じたものでした。また、新しい友人もたくさん出来ると、いろんな面で助けてもらったりもしました。
幼いころから両親の働いている姿を見て育ったのですが、親元を離れてみてから初めてわかることも多かったですね(*’▽’)。だから親にはいろんな面で苦労や心配はかけたくなかったし、仕送りも無駄には出来ないと思っていました。
今日は卒業式です。これから新しいスタートを切る若者へ私からのはなむけの言葉です。
若いうちは、苦労はお金を出してでもしろって言われます。その通りだと思います。若い時だからこそ出来ることはたくさんあるし、若い時だからこそ失敗も許されるってこともあります。
何かに頑張って失敗しても、若いうちだとやり直しも出来ます。何もしないで諦めるよりは、何かにチャレンジする気持ちは持ち続けてもらいたいです。
社会へ出て生きるってことは結構大変です。いろんな壁にぶちあたるだろうし、挫折もするでしょう。
でも自分は一人じゃない、自分を支えてくれている人がいると思えば、少しだけ気持ちも強くなれます。そして自分が今こうして生きていられるのも、育ててくれた両親や支えてくれているたくさんの人のお蔭だと思ってほしいのです。親を大切に出来ない人間は、周りの人も大切に出来ないと思います。
人間って一人では生きていけないものです。社会に出ると何かにつけて持ちつ持たれつのところがあります。だからこそ、いつも”お蔭さま”って気持ちを忘れずに、周りに気遣いの出来る人になってもらいたいです。
人間って知らず知らずのうちに、何気ない言葉や振る舞いで、周りに嫌な思いをさせてしまっていることがありますからね。
若いうちにこそ、こうしたことを心掛けることが出来れば、何歳になっても人に対して優しくできると思うのです。私がそうだから(=^・・^=)
《END》