こんばんは。昨日、今日と岡山は30℃を超えてうだるような暑さでした。そんな中先日、全農おかやまから白桃の作柄状況予測が発表されました。それによると猛暑が影響してか、病気や変形したものが多く、ギフト用の桃の出荷量が少なくなるとの予測でした。弊社で扱っている最高等級の「ロイヤル」の価格が今年も高騰しそうで、今から心配しています”(-“”-)”
今週私はずっと営業に出向いていたのですが、またまた営業先のお客様からとてもいいお話を聞くことが出来ました。
父が開拓した古くからのお客様は、とにかく父の事を褒めてくれます。そして父が亡くなってから何年も経つと言うのに、弊社の商品をご愛顧いただき、また私と父を比較しながらも、今私がやっていることをちゃんと認めてくれます。本当にありがたいと思っています。立場は違いますが、昭和30年代から共に仕事をがむしゃらにやってきて、お互いのことを知り尽くした仲です。
その中の一人に事業に失敗した人がいます。今は再建出来て、息子さんにバトンタッチしているのですが、父はその人が事業に失敗した時にも何度も足を運んでいたみたいです。そして、「人がやりたがらない、あまり儲けにならないようなことをしなさい」と助言したそうです。その人は、父のそんな言葉に励まされたし、今でも感謝していると仰っていました。
会社が倒産して、周りの人がどんどん離れていく中、父はその人ならきっと立ち直ると信じていたのでしょうね。その話を聞いた後に、父の器の大きさを思い知らされました。
父が通った跡にはぺんぺん草も生えない、と父と親しくしていたお客さんは口々に言います。二番手、三番手であったとしても、真面目にコツコツと何度も何度も足を運んでいたそうです。初めは相手にしなくても、何十回、何百回と懲りずに通っていると、普通の人なら情にほだされてしまうのでしょうね。そして一度入り込んだなら、もう他を寄せ付けはしません。武骨で、要領が悪くて、クソ真面目な父でしたが、父を今でも慕ってくれる方々は、そんな父の人柄に惚れ込んだのでしょうね(*´з`)
私は今父が敷いてくれたレールの上に乗っかています。たまには立ち止まって、そのレールがどんな思いで作られたのか、どれだけ多くの人に支えられていたのかを考えることも大切だなって思いました(*‘∀‘)
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