こんばんは。今日で5月も終わりです。今日も30℃近くまで気温が上がり、この異常気象が農作物や海の生き物に影響が出ないか心配しています。
さて、先週G7伊勢志摩サミットが終わって、アメリカのオバマ大統領がアメリカの大統領として戦後初めて広島の地を訪れました。オバマ大統領としては今年が任期最後の年でもあり、いろんな噂も取りざたされましたが、歴史に残る一日であったことには違いありません。
あの17分間の演説では、謝罪こそありませんでしたが、被爆した全ての人、そして我々日本人の心に響くような内容でした。アメリカ国内では、原爆投下によって戦争が早く終結し、その結果犠牲者の数も少なくて済んだと、原爆投下を肯定的にみる人も少なからずいます。その是非については私にもわかりませんが、オバマ大統領の演説を聞きながら涙を流す被爆者や広島市民の方々が大勢いたことは事実です。
世界中で唯一の被爆国である日本は、おそらく世界中で一番戦争の悲惨さを知っている国だと思います。日本には憲法9条もあるし、非核三原則もありますから、絶対に戦争はしないと思っています。核保有国であり、同盟国でもあるアメリカの核の傘下の元で平和が維持されていることも事実です。そのことが日本人の平和ボケにつながっている一因でもあると思います。
世界中のリーダーたちが、オバマ大統領が語った17分間の演説のような姿勢でいてくれるなら、世界はきっと平和が続くと思います。戦争の悲惨さを語り継いでいくことも大切ですが、それを踏まえてこれから先、いったい自分は何をすべきなのかを考えながら生きていかないといけないなって新ためて思いました。