こんにちは。いつの間にかゴールデンウイークも終わってしまいました。私と言えば、夏のギフトカタログのたたき台を考えていたり、ライオンズクラブで忙しくしていました。
つばめも去年と同じ場所に、せっせと巣作りを始めています。季節感を感じる瞬間でもあります。
先日の三菱自動車の燃費偽装で取りざたされた軽四自動車は、私の地元倉敷市水島で作られています。そこで働いている従業員の1,000人以上は、今でも自宅待機です。また、周辺には関連企業もたくさんあり、雇用面でも今後の事が心配です。昨日のニュースを拝見していたら、燃費実験は下請け企業に丸投げしていたそうです。上層部からのプレッシャーに押しつぶされた結果、不正をしてしまったようです。
大企業であろうが、零細企業であろうが、企業には社会的責任(CSR)があります。地域へのボランティア活動であったり、文化・芸術活動であったり、障害者・高齢者の積極的な雇用であったりと様々です。
利益至上主義を追求してしまう結果、今回のような不祥事が起こったのだと思います。
先日「ガイアの夜明け」と言う番組で、ある企業の幹部候補がまったくの異業種の企業へ出向して、さまざまな経験・体験を積んでくるとういう内容を紹介していました。元々経済産業省の補助金対象の事業なのですが、見ず知らずの会社で、ましてや異業種で2週間の間まさしく武者修行をしにいく感じですね(;´∀`)
まず武者修行しにいくに当たって、問題意識を持って行かないことには意味がないと思います。今、自分の会社が抱えている問題であったり、自分に何が足りないのか!?を。
同僚、部下に対して自分の思いをどうやったら上手く伝わるのか?とかお客様からの信頼を得るには何をどのようにすればいいのか?とか、幹部候補=中間管理職の立場の人なら誰しもが抱えているかと思います。
自分から積極的に学ぼうと言う姿勢があればあるほど、いろんなことに気付かされるのだと思います。
最初からみんな同じ問題意識を持っていたなら苦労はしませんが、それが出来ないから頭が痛いのです。弊社も誰かに2週間ほど武者修行に出て行ってもらって、いろんなことを吸収してきてもらって、会社へフィードバックしてもらいたいです。井の中の蛙って諺があります。同じ環境の中で問題意識も持たずにいると、今の現状を当たり前に思い、自分の言動にも何ら違和感を持つことはないし、逆に正当化すらしてしまいます。
武者修行って、一旦自分の意識、習慣、価値観を捨てることから始まるのだと思います。そうすることによって、新たな発見も生まれ、刺激も受け、これから先自分がなすべきことに気付かされるのだと思います。
世の中の企業の規模に関わらず、人の上に立つような人間は、くだらないプライドなど捨てて、一度はこうした武者修行に出たほうが良いと思います。
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