おはようございます。今日は「建国記念日」です。例年の今頃なら極寒の日々なのでしょうが、長期予報によるとこれからひと月の間は、気温もやや高めで温かな日が続くようです。早速商用車のタイヤを、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤに替えてきました。
先日後輩が経営している会社へ行った時の話です。そこには数年前から若い子が見習いとして働いていたのですが、今では立派に一人前に働いていました。以前からその子のことは気になっていたのですが、どうも対人関係が苦手そうと言うか、人とのコミュニケーションがうまく出来ないような子だなって思っていました。
その子はおそらく発達障害の中の自閉症スペクトラム障害(ASD)なんだと思います。最近はそうのように何らかの発達障害を抱えている若い子が多いと聞きます。
法律では2005年に「発達障害者支援法」なる法律はあるものの、実社会ではなかなかそのような人達が受け入れられていないのが現状です。身体に障害がある人は見た目でもわかるし、法律によっても保護されています。しかし見た目にはわかりにくい発達障害の人達は、自分の意志を上手く伝えられないことだけで、社会から疎外されている気がしてなりません。
人と少し変わったところがあったとしても、それをひとつの個性として一人の人間として尊重しなければならないと思います。脳機能の一部の障害が原因で発達障害を引き起こすようなので、正常な人と同じような精神状態に戻ることはありません。
だから社会もそのことをしっかりと理解したうえで、間違った解釈をすることなく、偏見の眼差しで観ることなく、多様性の観点からも柔軟に受け入れていかなければならないと思います。
世の中はいろんなタイプの人で構成されています。いろんな障害を抱えていながらも、みんな懸命に生きています。どんな人でも、生き辛さを感じるような社会ではいけないと思います。
多様性の尊重が問われて久しいですが、その人が持っている良いところを認めてあげて、みんなで協力しあえる社会を創っていかなくてはならないと思います。
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