おはようございます。先日は節分でしたが、春の足音が聞こえるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
緊急事態宣言もひと月延長となりました。全国的に見ても感染者数はかなり抑えられているようで、効果がじわじわと表れているようです。ワクチンの接種も当初より早く行われそうで、少しずつではあるけれど、明るい材料が見えてきています。
さて私はこの時期、”春の味だより”の原稿に追われています。コロナ禍において生活環境も変わる中、少しでもお客様に喜んでいただけるような内容にしたいと思っています。stay homeにもいろんな形があるでしょうが、美味しいものを食べている時って、自然に笑顔になれるし、心も癒されます。コロナが収束した頃に、「魚伊さんの美味しいものを食べて、みんなで頑張ったよね」って言ってもらえるようになりたいものです。
話は変わりますが、昨日私が夜の11:00頃に帰宅した時、事務所の前に誰かが立っているのが見えました。近づいてみると、すぐに誰だかわかりました。以前私が町内会の会計をしていた時の町内会長さんでした。話をしてみると、その方はどうやら徘徊をしていたようで、自分の家にどうやって帰ったらいいかわからなくなったみたいです。外は寒くて、どれくらい徘徊していたかはわかりませんが、体は冷たくなっていました。すぐに手を引いて一緒に家まで歩いて行ったのですが、足が悪いのかよちよち歩きで、なかなか進みませんでした。普通に歩けば5分もかからない距離なのですが、結局15分くらいかかってなんとか家まで送ることが出来ました。
そしてまたいつか徘徊してケガでもしたら大変だと思い、今朝さっそく近所の民生委員の方に事情を話に行ってきました。
7,8年前に私が町内会の会計をしていた頃には、その方は町内会長として率先して町内のいろんなお世話をしていました。会長を退いてからも、公園の草刈りや、ごみ拾いなどをしていた姿を拝見したことがありました。今その方は86歳になるのですが、何年も前からひとり住まいでした。近くに嫁いだ娘さんがいて、頻繁にお世話に来ているらしいのですが、昨日の話を聞いたらびっくりするに違いありません。
私にも老いた母がおりますので、他人ごととは思えませんでした。今回のことで母の先々のことも考えておかなくてはと思いました。
自分の親が認知症になったらどうするか?これは深刻な社会問題でもあります。それぞれの家庭によって事情も違い、複雑であり深刻であり、避けては通れない問題なのです。
ただ介護施設に入れてしまえばいい、と言う問題でもないと思います。私は以前ライオンズクラブの勉強会で、”認知症サポーター”の講習を受けたことがあります。すでに忘れてしまっていることも多いのですが、先ず認知症とはどういう症状なのかを知らなければなりません。好きで認知症になったわけではなく、頭ごなしにきつい言い方をしたところで逆効果になります。どの型の認知症なのかを見極めた上で、その人に合った接し方をしなければなりません。
早い段階なら進行を遅らすような薬もあるようですが、日頃から注意をして、微妙な変化にも気付くように心掛けたいものです。そのためにも出来るだけ日頃から会話をするようにして、認知症予防のためにもしっかりとコミュニケーションをとるようにしたいですね(^。^)y-.。o○
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