こんにちは。先週末からの大雨により、熊本県・球磨川の氾濫や決壊によってその周辺地域では甚大な被害が発生しています。ここ数年7月に入ってからの歴史的な豪雨が毎年のように発生しています。50年に一度とか、100年に一度の記録的な豪雨の猛威は、テレビで観ている以上に凄まじいものだと思います。
私の妹も熊本県八代市にいるのですが、幸いにも被害はないようで安堵しております。球磨川は日本三大急流のひとつらしいのですが、毎年球磨川でとれた新鮮な鮎をいただいておりましたが、季節の風物詩として楽しみにしておりました。
豪雨の中、一度川が氾濫してしまうとその勢いは想像を絶するものなんだとつくづく思います。ものの5分、10分の間に水位はいっきに上昇してしまい、お年寄りや体の不自由な人が真っ先に犠牲になってしまいます。
ここ数年同じような災害が日本の各地で起きているにもかかわらず、その教訓が活かされていないことが何ともやりきれない気持ちでいっぱいです。
各自治体や町内会で決められた緊急時の避難場所とかハザードマップとかがあるのでしょうが、いざ大きな災害が我が身に迫ってくると、冷静な判断が出来なくなるのかもしれません。
2年前の西日本豪雨では地元の倉敷市・真備町では甚大な被害がありました。私の友人も被災しましたが、川の氾濫による水の勢いはあまりにも早く、着の身着のままで逃げるのが精一杯だったと聞いています。
日本は四方を海に囲まれた島国であり、国土の8割が森林で占められています。そして日本には四季があり、年間を通して四季折々の自然の美しさを堪能することが出来ます。その反面、頻繁に台風も通過し、地震も多く、自然災害も多発します。
森林の伐採や海の埋め立てなどの人為的な自然破壊が、災害の原因になることもあるし、また世界的に産業の発展を優先してきたことが地球の温暖化につながっていることも事実です。
要するに人間と自然がどのようにして上手く共存していくかが大切だと思います。自然への感謝を忘れず、また自然への脅威も忘れてはならないと思います。
人間は古来より自然に寄り添って生きてきて、自然の恵みへの感謝を忘れることはありませんでした。そのことはいくら文明が進歩しようとも、心に刻んで生きていかなければならないと思います。
人間は生活の便利さばかりを追求してしまい、いつのまにか傲慢になってしまい、いろんなものを傷つけたり破壊しても何も感じなくなってしまいました。
一番大切なものは人の命です。命を守るために何をしなければならないのか!?時にはじっと耐えなければならないこともあるでしょう、時には何かを犠牲にしなければならないこともあるでしょう。
自然の猛威は時には人の命を奪い、いろんなものを壊してしまいます。それでも自然を無視して生きてはいけないし、人間も自然界の一員だということを決して忘れてはならないと思います。
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