もう年が明けてすでに10日が過ぎましたが、新年あけましておめでとうございます。
今年は1月3日から仕事をしております。子供の頃はそれなりに季節を感じておりましたが、この仕事に携わるようになってから、世間様のように季節を意識して行動することもなく、長期の休みなど取れるわけもなく、ただただ仕事に追われて生きているようです。
ましてや経営者の立場になると、それが寂しいだとか、味気ないとかも思わなくなったから恐ろしいものです!
弊社では季節の贈り物の他に、仕出し料理の製造もしております。町内会や各種団体のお弁当、葬儀・法要のお料理などを作っております。
今年は年明けから葬儀のお料理の注文が連日のように入ってきます。葬儀の後に食べるお料理は、亡くなられた方を偲んで食べられます。作る側もそんな思いをしっかり意識しながら作らなければいけないと思っています。
人の亡くなり方も様々です。病気、事故、自殺、老死、、、、、、、、、。亡くなられた時がその人の寿命だと思わなければならないのかもしれませんが、やはり人の死ははかなく、切ないものです。
人は生きていく中で、良いこともあれば悪いこともあります。失敗や挫折をしない人などいません。私だって失敗をして人に迷惑をかけたり、落ち込んで自分の殻に閉じこもったりもします。
でも周りから温かい言葉で励まされたり、心静かに自分を見つめ直すことが出来ると、時間と共に立ち直ることが出来ます。
仕事上での失敗は数えきれません。立場上、仕事でのミスやクレームなどは私がすべて責任を負って対処してきました。そのストレスは半端ないものですが、場数を踏んでいくといろんなことが客観的に見えてくるようになり、いつしか自分を磨く上でも役立っているんだと思えるようになりました。
ただ言えることは、仕事上にしても、人生においても人はいつも誰かから許されながら生きている、そして誰かから守られながら生きているんじゃないかと思うのです。人は失敗した中からいろんなことを学び、周りから頑張れとチャンスを与えられる。そう思えるならば、人の失敗や挫折に対して責めることなく、許したり、励ますことが大切ではないか。
生きていれば失敗や挫折は付き物です。自分だけでなく、みんな同じような経験をしてきています。
私が中学、高校で学んだ学校の校訓のひとつに、”人の身が大事か、我が身が大事か、人も我が身もみな人”とありました。自分だけが特別ではなく、周りの人も同じなんだと思って、今年も頑張らなくっちゃ。
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