3月も残り1週間足らずとなりました。桜の開花宣言もちらほら聞こえてくるようになり、いよいよ春本番ですね(*^^*)。”春の味だより”のご注文もひと息ついたようで、これからはお花見弁当や町内会のお弁当の注文で忙しくなります。
さて、「失敗は成功のもと」と言われますが、自分のやらかした”失敗”を”失敗”と気付いていないと話になりません。”失敗”とは、広い意味でいろんなことが挙げられると思います。納期や訪問する時間が守れなかったとか、異物混入や、誤表示をして迷惑をかけてしまったとか、ビジネスの世界では一つの失敗が命取りになることさえあります。だからこうした失敗を二度と起こさないように、経営者の指示のもと改善が施されます。
ところが日常生活においてはビジネスの世界とは違って、失敗を失敗と気付かないことも多々あるのではないでしょうか。何かの試験に落ちたような失敗なら自分の努力不足であり、自分に跳ね返ってくるだけのことですが、多くの失敗は人に迷惑をかけたり、不快な思いにさせてしまいます。
物理的な失敗なら原因も究明でき、改善の方法も探せるのですが、感情的なことや精神的なことの失敗は気付かないままに終わることが多いし、誰かに指摘されることも少ないのではないでしょうか。
職場や日常生活の何気ない言動によって、人を傷つけたり不快な思いをさせることも、ある意味失敗の行動だと思います。気付かないまま、誰にも注意をされないまま終わってしまうと、その人は自分の言動を省みることもないのです。日頃から自分の欠点を理解して、意識しながら生きている人は少ないと思いますが、そうかと言って注意をされて逆ギレするような人には成長はないでしょうね。
人間だから生きている中でいろんな失敗は付き物です。生きにくい世の中だからこそ自分の言動には気を配らなければならないし、失敗をした後のフォローはきっちりしておかないと、子供のまんまの大人になってしまいます。失敗を繰り返しながらもそのつど反省をし、成長出来る人間でありたいものです。
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