こんにちは。明後日からいよいよ師走ですね。私はと言えば、1週間くらい前から喘息になり、発作に苦しみながらもなんとか頑張っております(-“-)。
師走に入ると世の中も何かと気忙しくなり、クリスマス商戦、ボーナス商戦もあり、賑やかになってまいります。弊社も一年で一番忙しい時期を迎えます。従業員の方には心身ともにしんどい思いをさせてしまいますが、健康に気を付けて頑張ってもらいたいし、お客様への対応にあたっては、気を引き締めて緊張感を持って取り組んでもらいたいです。
経営者である私を含め、従業員の仕事への取り組み方、お客様への熱い思いは何も繁忙期に限ってのことではありません。
数年前の食品業界を激震させた産地偽称問題、賞味期限改ざん問題は記憶に新しいところですが、昨今の大手企業によるデータの改ざんなど一連の不祥事は、日本の製造業を根幹から揺るがすような事件です。
長年染み付いた企業体質もあったのかもしれませんが、現場の中には疑問を持った社員もいたはずです。利益至上主義にしがみついた経営者に誰も進言できる環境でなかったことだけは事実です。
何をもって一流企業と言えるのか?、老舗企業と言えるのか?取引先から信頼を得ることで会社も存続するはずなのに、自社の利益を優先するあまりに、一番やってはいけないことを知らず知らずのうちにやってしまうその姿勢が今問われています。
弊社のような零細企業は、小さな信用の積み重ねがあってこそ成り立っています。産地偽称や賞味期限の改ざんなどの不祥事を起こそうものなら、一発でアウト!です。立て直す資金もありませんから、廃業に追い込まれるのは目に見えています。だから経営者とし危機感はて常に持っています。
商売は多かれ少なかれ世の中のお役に立っています。私の信条は、お客様に喜んでいただき、世の中のお役に立つことに感謝しながら通ることです。嘘をついてまで、お客様を騙してまでお金儲けをしたいとは思いません!
その昔近江商人の信条は、”売り手よし、買い手よし、世間よし”の三方よしでした。私も当然ながらいつも意識をしている言葉です。
商売をさせてもらっていること自体を当たり前に思ってしまうと、こんな基本的な言葉さえもなおざりになってしまうのだと思います。
企業人である前に、一人の人間です。損か得かを考える以前に、今やっていることが善か悪かを考えなければならないと思います。仕事は上司の命令でするのではなく、世の中の人にさせてもらっていると思えば、いつも世の中の人を意識しながら出来るのにな~ってつくづく思います(^。^)y-.。o○
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