こんにちは。出会いと別れのこの季節ですが、先週の金曜日(18日)に弊社の看板犬デッカと永遠のお別れをすることになりました(~_~;)
デッカとの出会いは7年前の3月28日、やはりこの時期でした。すぐ近くにある海岸に捨てられていて、防風林に縛られていたのを近所の人がほどいてあげたそうです。そしてどういうわけか、交通量の多い県道を渡って2、300mほどのこのこと歩いてきた先が弊社だったということです。これは何かの縁に違いないと思い、それ以来7年間ずっと可愛がっていました。
デッカはとにかくよく吠える犬で、番犬として本当に役に立っていたと思います。散歩が大好きで、海へ連れていくと、波打ち際を吠えながら楽しく走っていました。また、途中で必ず仰向けになって、背中をぐりぐり地面に押し付けて気持ちよさそうにしていました。
デッカは自分が捨てられ、そして新しい飼い主に世話になっていることがわかっていたのでしょうか!?我が家ですでに飼っていた「チョコ」という犬には遠慮がちで、吠えることもしませんでした。昔の飼い主から虐待を受けていたのかわかりませんが、人間不信のようなところもありました。お蔭で飼い主と言えども、ズボンの裾を何度も噛まれたことがあります”(-“”-)”
そんなデッカでしたが、愛くるしい顔と、仕草が可愛かったので、近所の人たちからも人気者でした。近所の人たちからは、「あんたは良いところに貰われたな」ってよく言われていました。
私や従業員が配達に出る際、車の荷室のドアを開けると必ず吠え、郵便屋さんや業者の車が入ってくると必ず吠えていました。私が夜遅く帰ってくると、眠そうな顔をしてのそのそと犬小屋から出て来てくれました。お出迎えではなくて、おやつをくれ!って言うのはわかっていましたから、いつも一握りのおやつをやると小屋へ戻っていってました。
こんなあたり前の風景がなくなることがすごく寂しいです。その時は何も感じていなかったことでも、デッカがいなくなった今では、心にポカンと穴が空いたみたいです。
あれだけデカかった体も、今は小さな骨壺に入っています。デッカからもらったたくさんの思いではこれからもずっと残るでしょう。そして生前たくさんもらったたくさんの元気を糧に、これからも明るく、元気に頑張ろうと思います。
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