こんにちは。昨日岡山も梅雨入りしました。今日は空も真っ青で、気持ちのいい天気ですが、明日から曇りや雨の日が続くみたいです。
昨日テレビを見ていたら、20年くらい前に自転車で世界1周した青年のことを取り上げていました。その青年は今では40代半ばになっているのですが、昔から自転車が好きで、いつかは自転車で世界1周をしたいという壮大な夢を持っていました。そして、就職4年目に満を持して退職を覚悟で社長に話をしたところ、その青年の熱い思いに賛同し、ただ無事に帰って来い!と、なんと無期限の有給休暇まで与えてくれたのでした。
足かけ5年に渡っての自転車での世界1周では、パンクなどのトラブルや想定外の出来事もたくさんあったみたいです。世界は広く、気象条件もところによって様々です。過酷な天候にも耐え、病気とも戦いながら無事に帰ってこれたことは、この青年の精神力によるものだと思います。
その青年がもっとも感動したのは人との出会いだったそうです。アフリカのとある村で赤痢とコレラを併発し、その際、村に6本しかないワクチンを自分のために全部使ってくれて、命を助けてもらったことがあったそうです。自分にワクチンを全部使ったということは、後から病気になった人が助からなくなるんではないかと思った青年は、日本に帰ってからいつかはその村に恩返しをしたいと考えていました。
その青年は、自分が自転車で世界1周した時の思いを1冊の本にまとめて出版し、その収益をすべてその村に寄付したのでした。また、度々その村を訪れて、村に一番必要な井戸を村人たちと一緒に掘ることにしました。
生活に欠かせない水を与えてもらった村人たちは、その青年に感謝するのと同時に、いつしか家族のような存在になっていました。
生きていくことが当たり前でない地域は、日本にはないにしても世界にはまだまだたくさんあります。明日食べる食糧や、生活のための水さえも足りない地域があります。
あたり前のように生きていると、大切なものが見えなくなります。この青年は過酷な旅をする中でいろんな人たちと出会い、今まで自分が生きてきた中では得られないような貴重な体験をすることが出来ました。
この青年が自転車で世界1周したことも大したものですが、その後の人生の歩み方が何とも私にとって感動と勇気を与えてくれました。
この青年からしてみれば私の悩みや考えていることなどちっぽけなものです(´・ω・`)。 あたり前のことを当たり前と捉えると、そこには何の刺激もないし、成長もありません。
いつも周りへの感謝の気持ちを忘れず、どのような環境の中でも、今自分が行動することで周りを元気にしたり、笑顔にしたり出来るんだと思って、行動することが大切なんですね!(*^_^*)
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