こんばんは。昨日はある方の告別式に行ってきました。ある方とは元従業員の方で、享年94歳になるおばあちゃんです。その方は私が幼少の頃から働いており、70歳まで弊社のために貢献してくださいました。
ちょうど高度経済成長の真っただ中からバブル経済の頃まで、本当にいい時期に働いてくださったと思っています。
当時の忙しさは今の比ではなく、年末の残業も夜の11時、12時は当たり前のようにやっていました。その方は、珍味のことなら誰にも負けないくらいの知識と経験の持ち主でしたから、本当に頼りになっていました。
その当時その方と同じ年齢くらいの女性が他に2人いて、仲良く働いていました。辛いことも、苦しいことも仲良し3人がいたから頑張れたと、昨日の告別式でどなたかが仰っていました。大正生まれの女性ですから、今の女性よりも辛抱強く、そしてたくましかったのだと思います。その方たちの頑張りがあったからこそ、今の弊社の発展があることは決して忘れてはいけないと思っています。
今ではその方のお嫁さんが働いてくださっています。2代に渡って弊社で働いてくださっていることに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
人間の命には限りがあります。90歳を過ぎるまで生きられれば、良しとしなければならないのかもしれません。また一人、弊社を支えてくださった方がこの世を去ってしまったことは、本当に寂しい限りです。共に働いてくださった方に笑われないように、また先人たちの苦労を偲んで、チーム「魚伊」として従業員一丸となって、これからもしっかりと会社を守っていかないといけないなって思いました。それがのこされた者の使命でもあるだろうし、私に課せられた使命でもあります。どうか天国でも弊社と弊社の従業員の事をいつまでも見守っていただきたいと思います。
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