おはようございます。
先日福島の原発からアルプス処理水が放出されました。国連の専門機関からの調査で安全であることを認められてのことです。いつかは放出しなければならないのですが、漁業関係の人たちは風評被害を心配しています。尚且つ中国では加工品まで全面的に輸出を禁止することを決めて、あと30年をかけて放出するこの処理水は前途多難であることには間違いないです。
いくら国連の専門機関からお墨付きをもらったとは言え、風評被害を拭い去ることは大変です。「安全」は科学的根拠のもとで頭で理解できますが、「安心」は心で感じ取るものです。心に残る不安を払拭するには相当な時間を要すると思います。国をあげて政府が絶え間なく国内外にコメントを発表するべきだし、東京電力側も毎日のデータを発表しなければならない。そして政府は福島で捕れた魚や加工品をデモンストレーションを常時おこなって、国の内外にPRしなければならないと思います。そして漁業関係者の人たちもいろんな工夫をして、PRをしなければならないと思います。
いずれにしても、「安心」を得るには相当な時間がかかります。弊社も魚の加工品を製造・販売しておりますが、いつも緊張感をもって作っています。風評被害を受けたことはありまあせんが、「安心」は1日1日の積み重ねで信用してもらうしかありません。国民からの応援、お客様からの応援を信じて、日々の仕事に励んでもらいたいと思います。
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