残暑厳しい中にも、秋の気配を感じる今日この頃です。明日で8月も終わりですが、8月と言うと、広島、長崎への原爆投下があったし、終戦記念日もあり、戦争について考える良い機会ではないでしょうか。
あれだけ多くの犠牲者を出しながら、義務教育において戦争について詳しく学んだ記憶などありません。ただ断片的に簡単に学んだだけです。今や戦争を体験した人など、国民の数%にすぎません。これからでもいいので、私は国に是非とも日本が犯した大きな過ちである”戦争”について、義務教育の中でしっかり時間をとって子供たちに教えるべきだと思います。それは単に戦争の悲惨さを教えるだけでなく、国の犯した数々の過ちや当時の国民の生活ぶり、国の為に命を捧げた若き軍人たちの真意なども子供たちに伝えるべきだと思います。そういった話を聞いて大人になるのと、聞かずに大人になるのとでは大きな違いがあると思います。
我が国は戦後77年が経ちますが、国内では大きなデモはあっても、紛争までにはいたっていません。しかし世界では地球のどこかで内紛や諸外国への侵攻が続いています。現にウクライナはロシアからの侵攻を受けて、何の罪もない多くに国民が犠牲になっています。
いにしえより、軍事力のある国が貧しい国を植民地にしてきました。そして近代でも独裁者が自国民を殺してまで勢力を維持しようとし、軍事力にたよって周辺の国々へ侵攻していきました。
戦争をすることにどれほどの意味があるのでしょうか!?まったく無意味だと思います。独裁者はその力を見せつけるたに戦争をしているにほかなりません。独裁者の末路は、ムッソリーニにしても、ヒトラーにしても、スターリンにしても哀れなものです。
日本はアメリカの核と言う名の傘の元で守られているのかもしれませんが、世界状況がいつどうなるかは誰にもわからないことです。日本は軍事費を増やそうとしています。専守防衛の我が国において、どこまで軍事費を増やしたらよいのか!?今のままではダメなのか!?私にはよくわかりませんが、アメリカの言いなりになるのではなくて、もっと被爆国としてのあり方をよく考える必要があると思います。
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