おはようございます。暦も師走に入り、今朝も一段と冷え込みました。私は寒さには強い方なのですが、やはり寝起きは辛いですね。ヒートテックを着て、寒さ対策をしっかりとしないといけないですね。
さて昨日、歌舞伎役者で人間国宝の中村吉右衛門さんがお亡くなりになりました。私は歌舞伎のことはよくわからないのですが、吉右衛門さんと言えば、時代劇「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵役で長年出演されていました。私もこの時代劇の大ファンのひとりで、毎回楽しみに観ておりました。
この時代劇の見どころは、単に悪者を成敗するだけではなく、人の情けを実に上手く描写していたと思います。悪人にもわずかな良心が残っており、逆に奉行方にもしたたかな一面があったりします。
そして極めつけは、主人公長谷川平蔵の人間味の豊かさにあると思います。人として、男として、上司として、とにかくカッコイイのです。男が男に惚れてしまうような、吉右衛門さんの重厚な演技に引き込まれていきました。
こんな男に私もなれたらいいのですが。人間味って随所に表れると思います。顔の表情だったり、話し方や立ち振る舞いであったりと。私が思うに、私利私欲があってはならないと思います。そして自分のことよりも、まず相手のことを気遣うことが大切だと思います。そして何の見返りも求めず、困っている人、悩んでいる人のためにどれだけ行動してあげれるか、と言うことだと思います。
世知辛い世の中だと、相手の足元を見たり、いろんな駆け引きをしたりする人も多いと思います。私も、長谷川平蔵役の中村吉右衛門さんのような男に一歩でも近づけるように、今からでも磨きをかけたいと思います。
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