こんにちは。秋も10月半ばを過ぎた頃から、一気に進んできたようですね。日中の気温もあまり上がらず、体調管理には気を付けたいものです。
さて、弊社お歳暮のカタログ『2021冬の味だより』も只今印刷に取り掛かっており、11月上旬にはお客様のお手元に届くことと思います。
新型コロナウイルスの感染者数も全国的にかなり落ち着きを見せています。そうかといって、一気にコロナ前の生活に戻ることもないでしょう。withコロナの時代に、是非ともみなさまに味わっていただきたい商品を取りそろえ、弊社の商品で穏やかなひと時をお過ごしいただければと思っております。
本日は、表紙と私の御挨拶をご紹介いたします。
ごあいさつ
新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大して、二年近くになろうとしています。全世界で何百万人もの人々が亡くなり、また経済活動にも甚大な影響を与えてきました。私が生きているあいだに、まさかこのような疫病に巻き込まれるとは思ってもいませんでした。しかしワクチン接種率の向上や新たな治療薬の開発によって、収束の時期も近いのかもしれません。
これからはwithコロナの時代に突入することは必至で、日常生活も経済活動も今まで以上に創意工夫が求められることと思います。この二年近いコロナ禍の中で、人々は何を感じて、何を学んできたのでしょうか。コロナ禍で失ったものは多かったとは言え、大切な人の命を守るため、自分の命を守るために、どのように生きていかなければならないのかが問われていると思います。
あたり前のように過ごしてきた日常が、実はあたり前でなかったことに気付かされます。言い換えるならば、ひとは一人で生きてきたわけではなく、たくさんの人々の支えによって“生かされている”と言うことです。自分のことを気遣い、心配してくれる人がどれだけ周りにいてくれることか。
本来人間には優しい心、慈悲の心を持ち合わせていると思います。そして昔から家族、友人、近隣同士で支え合ってきたのです。しかしIT時代の昨今では、個人のアイデンティティーが重要視されてしまい、あたかも自分で何でも出来るかのような錯覚に陥ってしまったのです。所詮個人の力なんて微々たるもので、やはり周囲の人からの支えや協力なしには生きていけないのです。
そう考えると、仕事も然りだと思います。当たり前のように仕事をしているようで、実はたくさんの人の協力や支え、そして大切なお客様の存在があるからこそ成り立っていると思うのです。だから仕事をしているのではなく、“仕事をさせてもらっている”と考えた方がいいと思うのです。
生きているのではなくて“生かされている”、仕事をしているのではなくて“仕事をさせてもらっている”と考えると、周りに対して感謝の気持ちも湧いてくるし、また謙虚な気持ちで自分自身を客観的に見ることも出来るのではないでしょうか。
私はこの世に命を授けてくれた両親に感謝しています。これからもいろんな試練が待っているのかもしれません。でも周りのたくさんの人に支えられながら、両親が歩んできた足跡をしっかりと踏みしめて、“生かされている”、“仕事をさせてもらっている”ことを体感しようと思います。そして自分なりの足跡をしっかりと残していこうと思います。
末筆になりましたが。皆様の一年間のご愛顧に感謝申し上げますとともに、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。