先日”春の味だより”を送付してから、毎日たくさんのお客様から注文やお問い合わせをいただいております。コロナ禍での不自由な生活にも慣れてきたとは言え、まだまだ先の見えない生活は続くのでしょうね。
弊社では、毎月アンケートにお答えいただいたお客様へ、お礼のお手紙と心ばかりのお品をお届けしています。お礼のお手紙の一部を掲載させていただきます。
2011年3月11日の悪夢のような日から10年の月日が経ちました。10年ひと昔とは言いますが、多くの被災者の方々には10年前の記憶はいまだ鮮明に残っているでしょうし、心の傷もまだ癒されることはないのだと思います。ハード面の復興はそれなりに進捗しているようですが、失ったものの大きさは想像を絶するものであり、これからも物心両面でのサポートは不可欠だと思います。
福島の原発事故はわが国だけではなく、世界的にも大きな問題を提起しました。汚染水処理問題、再生エネルギー問題と、解決までには相当な時間がかかるでしょうが、被災者にこれ以上負担のかからないようにしてもらいたいものです。
3月に入り、日に日に暖かくなりましたね。春の息吹も少しずつ肌で感じることができるようになりました。コロナ禍において、みなさんの生活も一変したことと思いますが、こんな時には瀬戸内の味とかおりをご堪能していただきたく存じます。もうすぐ鳥や昆虫たちも活発に動き回り、草木も花々も鮮やかに色付きます。弊社手作りの珍味や郷土飯を召し上がっていただき、安らぎのひと時をお過ごしいただければと思います。
季節の春は毎年めぐってきますが、被災地にも本当の意味で”春”が一日も早く訪れることを願ってやみません。
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