こんにちは。先週の土、日は久しぶりの雨模様で、とても肌寒く感じました。沿道の桜の花もすっかり散ってしまい、葉桜となってしまいました。
新型コロナウイルスと言う目に見えない恐怖との闘いの中、いつものように桜を愛でて楽しむこともなく、いつ自分が感染しないかと不安な毎日が続いております。
先日安倍首相が自粛をアピールする動画を配信していました。それも星野源さんの曲に合わせて。正直庶民からはかけ離れた優雅なひと時に見えました(-。-)y-゜゜゜。今日をどうやって生きていこうかと困窮している人もいるのに、あの動画はまるでどこかの裕福なお方の日常の姿であり、庶民の空気が読めない人だなってつくづく思ってしまいました。
私は性格上、外でアクティブに行動するのも苦手だし、外食やショッピングするのもあまり好きではありません。それよりも一人事務所にこもって仕事の事を考えたり、お気に入りの音楽を聴いたりしてひとりの時間を費やすことの方が好きです。だから私にとっては家でおとなしくしていること自体、特にストレスがたまるわけでもなく、ごく自然な日常にすぎません。
誰でも日常の行動を制限されたり、自粛を求められたりするとストレスはたまるものです。でも言い換えれば、何気ないいつもの日常生活が何不自由なく出来ることに対して、ほとんどの人が当たり前に思っているということなのではないでしょうか。必要なものがすぐに手に入り、お金を出せばほとんどの欲望が満たされるのですから、そう感じるのも無理はありませんね。
2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、そして2018年の西日本豪雨では、完全な復興までの道のりはほど遠く、いまだに多くの方が不自由な生活を強いられています。そして被災地での生活は精神的にも肉体的にも厳しいものだと思います。被災地の方の心情は同じ立場の人にしかわからないのかもしれません。
この度の新型コロナウイルスの感染による自粛は、国民みんなに平等に与えられた試練です。それと同時に国民一人ひとりがその試練にどの様に向き合い、どのように乗り越えていくのか試されていると思います。
国や自治体もそれなりの支援はしてくれるでしょうが、何よりも大切なことは今生きていることに感謝して、自分のことだけではなく周囲の人々や地域のことを考えて行動し、共に助け合いながら乗り越えていくことだと思います。
人間って、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ってところがあります。いつの日か新型コロナウイルスの感染が終息したとしても、何気ない日常のありがたさを忘れることなく、色んな人に支えられて生きていることを実感しながら日々通りたいものです。
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