こんにちは。8月に入って1週間が経ちました。そして西日本を襲った豪雨から、今日で一か月が経ちました。毎日のように命にかかわる暑さが続き、被災地では猛暑と闘いながら、先の見えない復旧作業が行われています。
猛暑の中での作業、プライベートのない避難生活は、精神的にも肉体的にも相当の疲労が溜まるものと思われます。周辺では夏祭りや花火大会の自粛をする傾向にありますが、一概に自粛することが良いこととは言えないと思います。いつものイベントに、復興支援を目的としたチャリティバザーや募金などを加えて行うのも一つの手だとは思います。
また本日は広島へ原爆が投下されて73年を迎えます。天災による被災者、戦争による犠牲者の心の傷は、何年経っても癒されることはないのでしょう。
先日テレビで観たのですが、広島ではあたり前のように平和学習が行われています。子供たちに戦争の悲惨さを教えることはもとより、平和の尊さや被害に遭った人達の心の傷をどのように感じ、また後世にどのように伝えていくかが大切だと思います。
この度の豪雨によって被災された方や、以前に大きな地震や津波などの天災によって被災された多くの方も同じです。何年たっても当時の恐怖は忘れることはないでしょうし、失ったものは計り知れないと思います。
ゆとり教育のなかでは、道徳教育はないがしろにされていたようですが、最近になってようやく道徳教育が見直されるようになりました。
こんな時代だからこそ、広島での平和学習のように、すべての学校で道徳教育に力を入れて、命の尊さだとか、人に寄り添う気持ちだとかを学ばなければならないと思います。そうすることで、身近ないじめも減っていくのではないでしょうか。
今、私や皆さんが何不自由なく健康に生きているのは、当り前のことではなく、むしろ奇跡なのかもしれません。そんな人が自分のためだけにのほほんと暮らしていては、罰が当たると思います。お金や物資を援助することも大切ですが、人の痛みを自分のこととしてどれだけ考えられるかが肝心だと思います。
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