2022年05月31日
こんにちは。今日で5月も終わりです。なんと月日の経つのが早いことか!年齢とともに早く感じるし、新型コロナウイルスが蔓延するようになって、なおさら早く感じています。
新型コロナウイルスによって失ったものは計り知れません。経済が低迷し、どの事業所も少なからず売り上げの減少となっているし、人の心も明らかに変化しています。喪失感や失望感など、精神的なダメージを患っている方もたくさんいらっしゃいます。
5月に入って、有名な俳優さんや芸人さんが相次いで自らの命を絶ちました。自殺しなければならないほど心は病んでいたのでしょうか。精神的に不安を感じたり、情緒不安定になることはあっても、誰かに相談したり、自分で乗り越えていく人もいます。
自ら死を選択すると言う心境は、その人でないとわからないことです。誰に相談をすることもなく、一人で考え込み、自分をとことん追い詰めて、死ぬこと以外に選択肢を与えない状況を作ってしまったのでしょうか。
コロナ禍でなくても、この世は生きづらくなっています。人生平坦な道ばかりではなく、曲がりくねった道もあれば、山坂もあります。生きていると何度も岐路に立たせられますが、その時にどんな選択をするかが大切なんだと思います。
先日NHKの『プロフェッショナル』と言う番組を観ました。この番組はその道で有名な方の生き方や信条を紹介するものですが、その日はひとりの外科医を取り上げていました。その方は脳外科の先生で、今まで5,000例の手術をこなして失敗はゼロと言う、いわゆる”スーパードクター”なのです。しかもどこかの医学部の教授とかではなく、地方(札幌)の病院に勤務しているのです。医学部の医局に残って頑張っていれば教授の道も開けるのでしょうが、その方はそんなことよりも一人でも多くの命を救うことを選んだようです。
地方の勤務医であっても、そのテクニックや、患者さんとの向き合い方は、多くの脳外科の先生から支持をされて、全国から若くて優秀な先生がその先生を慕って集まってきていました。
脳外科の手術で、難しい場所の腫瘍を取り除くには相当の時間を要します。長時間にわたって集中力が求められることになります。中には命にかかわる厳しい状況に陥ることもあるようです。その先生曰く、手術中には何度も岐路に立たせられるけど、必ず難しい方を選択するとおっしゃっていました。そこが私のような凡人と違うんだなって思いました(-。-)y-゜゜゜
手術に限らず、生きていく中で何度も岐路に立つ場面に遭遇すると思います。そんな時にあまり考えもせず、安易な方向へ進むのではなくて、じっくりと何度も考えて、難しい方を選択することが、後々の人生にもプラスになるのではないでしょうか。
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2022年05月30日
こんにちは。ここのところ日中の気温が30℃近くまで上がって、体がなかなかついていかなかったのですが、今日は小雨が降っていて、過ごし易い気候です。
5月もあと2日になりましたが、新型コロナウイルスの感染者は若干の減少傾向にはあるものの、予断を許さない状態が続いていますね。経済活動を優先することは理解できますが、このままだと収束までの道のりは長くなりそうです。
飲食店はどこも賑わっているようですし、人の動きもいつもと変わらず、2年前と比べても警戒心は薄れてきているようだし、風邪やインフルエンザと同等にみている人が増えてきているような気がします。この状態を当たり前と思って生活していかなければならないのかもしれません。
さて、6月上旬にお届けしますお中元カタログ「夏の味だより」ですが、先日やっと校了となり、現在印刷の段階に入っています。この度から清水白桃や水産加工品の一部の値上げをさせていただくこととなりました。清水白桃について言えば、ここ10年来ロイヤルの出荷率が極めて少なく、全体の数%しかない状態が続いていました。異常気象や害虫被害によるものが大きいのですが、その少ないロイヤルの白桃を同業者と競り合うわけですから、おのずと価格は上昇していきます。数年前にも値上げをしたのですが、それでも仕入れ値が販売価格を上回ることもしばしばでした。
弊社の商品は海のもの、山のものです。気候に左右されることは言うまでもありませんが、今まで大きな苦情もなく、お客様から信頼を得ておりましたので、今後とも経費削減などの企業努力を重ね乍ら、品質を維持していく覚悟です。
現在世界的に見てもロシアのウクライナ侵攻や円安などが原因で、様々なものが値上がりしています。弊社の原料や資材の仕入れにも過去にないほどの値上げの波が押し寄せています。今後ますます経営がやりにくくなりますが、この状況を打破するべくいろんな施策を考えて、会社の体力強化に努めていかなければならないと思っています。
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2022年05月16日
こんにちは。5月も中旬に入りましたが、新型コロナウイルスの感染者は減少傾向にならないどころか、ゴールデンウイークの人流の増加が影響していて、まん延防止が解除される前に戻っている感じがします。
さて、私はここ3ヶ月くらい耳鼻科に通っています。両方の耳から汁のようなものが出て来て、聞こえ辛くなています。点耳薬をもらっていますが、良くなったり悪くなったりを繰り返しています。テレビを観ていても、以前のようなボリュームでは聞こえず、スマホでの相手の声も聞き取りにくく、本当に煩わしい思いをしています。今さらですが、聞こえること、聞くことの大切さを思い知らされます(-。-)y-゜゜゜「
話は変わりますが、経営者にはいろんな能力が求められます。その中でも経営者に限らず「聞く」能力と言うのは、社会人として必要不可欠なものだと思います。「書く」能力や「話す」能力は場数を踏むことで上達することもあります。また「書く」能力や「話す」能力は第3者にも評価されやすいものだと思います。
しかし「聞く」能力は誰にもわかりませんし、評価がしにくいものです。
自慢ではないですが、私は子供の頃から聞き上手と言われておりました( *´艸`)。学校の授業でも先生の話はよく聞いていいました(正確には聞く振りをしていました)。
営業の仕事をするようになって、ますます「聞く」ことの大切さを実感しました。相手からの情報を得るためには先ず相手の話をよく聞いて、相手の話に合わせてから、自分の知り得たい情報を聞き出すようにしていました。これをスキルと言えばそうかもしれませんが、私はいろんな方とお話しする機会があると、だいたいこのようなことを意識しながら、相手が何を言わんとしているのかを考えながら聞くようにしています。
人の話をちゃんと「聞く」ことが出来ないと、相手が話している本意を聞き分けることが出来ずに、双方の意志疎通も出来なくなります。
あるものの本にも書いてありましたが、「聞く」能力を身に付けるには、まず「書く」習慣を身に付けることらしいです。文章を「書く」ことによって、文章をまとめようとする気持ちがあるので、おのずと相手の話を真剣に聞き取ろうとするようになるようです。私は30代から必要に迫られて文章を書くようになり、今ではブログも月に数回は書くようにしています。
「書く」ことについては何の問題もなく、自分の言葉で相手に伝わりやすい文章を書けるようになったと思います。やはり「書く」ことを続けていると、相手が話している意図に関心を持とうとするし、その上で自分の意見を付け足して話の展開をすることもできます。
昔から、「話し上手より」よりも「聞き上手」と言われています。饒舌に話が出来る人よりも、人の話を真剣に聞くことが出来る方が、人からの信頼も厚いと思います。
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