2020年11月26日
こんにちは。11月ももうすぐ終わろうとしていて、早くも12月の足音が近づいてきています。今のようにコロナ禍だといつものような気忙しい感じもなく、そんなことより日々の新型コロナウイルスの感染者の数が気になるばかりです。
やはり寒くなったり、空気が乾燥して来るとウイルスも活発になるのでしょうか、それとも人間のウイルスに対する認識が甘いのでしょうか、はたまた気のゆるみなのでしょうか、全国的な感染者の拡大に脅威を覚えてしまいます。
さて年末、年始用のカタログ”冬の味だより”を送付して3週間ほど経ちますが、私が営業で訪れたお客様や電話でご注文をいただいたお客様から、私がカタログに記した記事に対してお褒めの言葉をいただきました。
穴があったら入りたいくらい、本当に恐縮しております。それも私より年上で人生経験の豊富な方々や私がお会いしたこともない方々からのお褒めのお言葉ですから、余計に嬉しく思います。
私は昔から国語はあまり好きではなく、特に作文とか感想文など自分の意見や考えを伝えることが若い頃は苦手でした。でも”継続は力なり”なのでしょうか、自社サイトでのブログ”社長のつぶやき日記”、また商品に添付している「お客様アンケート」のはがきを書いてくださったお客様へのお礼のお手紙などで何度も何度も自分の意見や考えを書いているうちに、書くことへの抵抗などなくなってしまいました。
真面目で実直なところは父譲りなのでしょうか、父が経営者として頑張っていた頃の思いは、受け継いでいると思っています。そして自分の至らないところも十分わかっていると思います。その上で私の信条なり、人としてのあり方などを綴らせていただいています。
時の流れと共にお客様の求めるものは変化していきます。そうした変化に柔軟に対応できなければならない一方、ひとりの人間としてまた経営者としてのあり方は、どんな時代になろうとも変わるものではないと思います。
ものを作ることを生業としていますが、作る側も買っていただく側も同じ人間です。立場が違っていても同じ人間であることを肝に銘じて、相手を思いやる気持ちを忘れることなくこれからも真面目な商売をさせていただきたいと思っております。
《END》
2020年11月18日
おはようございます。晩秋の季節となりましたが、日中はポカポカ陽気で車を運転していると汗ばむほどです。新型コロナウイルスの感染者が全国規模で毎日増え続けており、これからインフルエンザが流行する季節と重なって、医療現場がますますひっ迫するのではないかと心配です”(-“”-)”
GO TOキャンペーンを実施している中、経済と感染予防を両立させることが益々難しくなってきています。国や自治体の素早い対応が求められますが、先ずは自分で出来ることをやらなければならないのでしょうね。
イギリスやアメリカでは新しいワクチンも間もなく開発されるようで、なんとか来年夏の『東京オリンピック、パラリンピック』が無事に開催されることを願ってやみません。
さて弊社カタログ”冬の味だより”がお客様の手元に届いてから10日ほど経ちますが、今のところネットでの「おせち」の販売が好調であります。特に日頃あまり注文をされないお客様からのご予約が目立ちます。コロナ禍が影響しているのかもしれませんが、年末年始は不要不急の外出を控えて、家族で美味しいものを囲んで過ごそうとしている方が多いのだと思います。
年末年始には何事も無く過ごしてきた一年を振り返って、新しい年に向けて夢や希望を語り合うのが本来の姿なのかもしれません。
しかしながら今年のような年は、老若男女を問わずすべての人が大きな犠牲を払うことになり、いまだに多くの困難と制限された生活を強いられています。
こんな時ってやはり人の優しさやぬくもりに癒され、一人じゃないんだな、誰かに支えてもらっているんだなって感じると思います。
身勝手な考えや行動は慎んで、大切な人を守るために、自分を守るためにどうのように行動したらよいかを意識することが大切ではないでしょうか。
身近にいる人はもちろんですが、自分の周りにいる人々も少なからず影響を受けていたり、逆に影響を与えていると思います。
人との絆は楽しい時も辛い時も変わらぬものだと思います。美味しいものを食べた時って自然と笑顔になるものです。その笑顔が場をなごませてくれて、辛いことも忘れさせてくれます。
弊社の商品をそんな場面に召し上がっていただきたいものです。そして美味しいものを囲んでいる皆さんが、幸せを共有できることを望んでおります。
《END》
2020年11月02日
こんにちは。今日は一日中雨模様のようで、肌寒く感じます。
昨日は『冬の味だより』に載せてある冒頭のごあいさつを紹介させていただきましたが、本日は裏表紙に記した後書きのような私の今の心境を記載しておりますので、ご紹介させていただきます。
『65回目の冬。』
昭和31年、亡き父が22歳で始めたこの会社も、おかげさまで創業から65回目の冬を迎えました。父には商才があったわけでもなく、未熟さがゆえの苦労や挫折も数知れずあったようです。そして困難な壁に何度も挑み、失敗と成功を繰り返してきたのだと思います。でもそこで経験したことが血となり肉となって、自分の生き様や会社の経営理念を確固たるものにしたのだと思います。
とにかく父は生真面目で、一本気で、精神的にタフな人でした。仕事人間の父が私たちに話すことと言えば、会社の利益よりも、どうすればお客様が喜んでくれるのかと言うことでした。
仕事に徹していた父から、難しいことわざをよく聞かされました。「水は方円の器に従う」とか「陰徳あれば陽報あり」とか。今となってはその意味も理解でき、なるほどと思うことばかりです。
コロナ禍の今、経営者としての立ち振る舞いが問われていると思います。出来ない理由ばかりを探しているようでは、経営者として失格だと思います。
父の背中を見て大人になり、従業員の働きに勇気付けられ、多くのお客様の声に励まされてきました。それは私にとって大切な宝物であり、原動力でもあります。どんな世の中になっても諦めることなく、周りのたくさんの人々に支えられていることに感謝をしなければなりません。そしてより良い商品づくりをすることでみなさんに恩返をすることが、私に課せられた使命だと思っております。
令和2年11月吉日
(株)魚伊山陽路
代表取締役 原田浩太郎
《END》
2020年11月01日
おはようございます。今日から11月(霜月)です。朝晩はかなり冷えるようになり、寝起きの悪い私にとってこれから試練の時期が始まります(-。-)y-゜゜゜
”GO TOトラベル”に続き、”GO TOイート”も始まって人の動きもかなり活発になってきたのは喜ばしいことなのですが、アメリカやヨーロッパの新型コロナウイルス感染の第2波の凄まじい数字を見ていると、日本は大丈夫なのかと心配でたまりません。
さて、毎年11月の第1週にお届けしている『冬の味だより』も只今印刷作業に入り、順調に行けば今週末には発送できるのではないかと思っています。
コロナ禍で商売をする環境も非常に厳しいものですが、お客様一人ひとりが健やかに、穏やかにお過ごしになれる一助となればと言う思いで、精一杯の企画を考えさせていただきました。
ここにカタログに載せている私の”ごあいさつ”を紹介させていただきます。
ごあいさつ
新型コロナウイルスの感染が世界中に猛威をふるって早10ヶ月になります。こんな状況になることを誰が予測したでしょうか。ウイルスは人類よりもはるか昔から生存しており、その正体は未知の部分が多く、感染の収束までにはまだまだ膨大な時間とお金がかかるのでしょう。
今まで当たり前のように過ごしてきた生活が戻って来るわけもなく、コロナ禍での生活に一日も早く慣れて、現実をしっかり受け止めて前を向いて行くしかありません。
人生って長く生きているといろんなことが起きるものです。戦争、大恐慌、高度経済成長、自然災害、そしてウイルス感染。私はその様々な事象にはすべて意味があると思っています。起きてしまったことに対して一喜一憂するだけではなく、自分なりによく消化したり分析したりして、今後の自分の人生にどのように活かしていくべきかを考える必要があると思います。
私は経営者という立場であると同時に、一人の人間であります。コロナ禍での経営、舵取りは本当に難しいものですが、今のコロナ禍の状況を自分なりによく考え、これからの人生の指針の一つとして活かしていかなければならないと思っています。
今、おかげさまで私は生きています。そしておかげさまで仕事をさせていただいています。失うものもたくさんあったけど、与えていただいたもの、身に付いたものもあったと思います。それはすべて誰かのおかげです。たくさんの人から支えられ、助けられたまさに“おかげさまの人生”だったと思います。
それは誰にでも当てはまることではないでしょうか。人間って一人で生きてはいけないし、人生には良い時もあれば悪い時もあります。誰かから支えられていることに感謝をして、いつか自分も誰かを支えてあげられるような存在でありたいものです。心と心のつながりは目には見えませんが、自分の人生にとってかけがえのないものであり、大切にしていかなければならないと思っています。
末筆になりましたが、皆様の一年間のご愛顧に感謝申し上げますとともに、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げ令令和二年十一月吉日
(株)魚伊山陽路
三代目社長 原田 浩太郎