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2019年01月31日

自分と言う人間をどう演じるか。

　年が明けて一か月が経とうとしています。この５月より元号が変わるのをいいチャンスと捉えてか、世の中は”平成最後の○○○”と銘打って、いろんなイベントを仕掛けています。

　時代が昭和から平成に変わる時、世の中はバブル期に入っており、今から思えば想像のつかないような好景気に沸いていました。今のように昭和最後の○○○とか、平成初の○○○なんてキャッチコピーもあまり見かけなかったと思います。そんなことをしなくても、世の中のお金の動きは今とは比較にならないほど活発でした。

　当時私は２５歳で、弊社に入ってまだ２年目の小僧でした(^^)。仕事もおぼつかないのに、夜遊びだけは熱心にしておりました(^。^)y-.。o○　若気の至りで、仕事にも悪影響が出てしまい、何度か迷惑をかけたこともありました。しかしこの頃身に付いた処世術や多くの友人たちのおかげで、今の自分があるのも事実です。
あれから３０年と言う長い年月が経ち、社長を務めて１５年が経ってしまいました。それなりの知識や経験を積んで、自分なりの哲学を持って商売をしているつもりでありますが、まだまだ人として経営者として足りないところがいっぱいあるのではないかと思っています。

　亡くなった父は、会社がどんな困難な状況にあっても弱音を吐くことはありませんでした。ただ自分の死期を悟った時に、初めて私に弱音を吐いていたのを覚えています。
私はまだまだ父のように精神的にタフではありません。弱音を周りに見せることはないけど、心中穏やかになれないことはしばしばです。

　人は何年生きられるかわからないけど、死ぬまで”自分”と言う人間を演じているのだと思います。役者が芝居を演じるのとは違って、リアルな生き様を日々繰り広げています。
芝居のように監督が納得のいくまでやり直し、ＯＫが出るものでもありません。ただ、過去を振り返り、今に活かしながら明日へと繋げることは出来るのではないでしょうか！？

　人には良いところも悪いところもあり、聖人君子のような人などいません。過去に過ちを犯しても、やり直しはできるだろうし、過去に栄光があっても、明日どうなっているのかわからないのが人生です。
自分と言う人間をどのように演じていくか！？このことを意識しながら、人との出会いを大切にして、また周りのいろんな人に支えてもらいながらコツコツと演じていくしかないと思っています。

《ＥＮＤ》

2019年01月20日

”大寒”に思う。

　こんにちは。今日１月２０日は、二十四節気の大寒にあたります。文字通り一年を通して最も寒い時期を表しますが、今日は朝から小雨がぱらつき肌寒く感じました。昼前には雨もやんで、お昼からは大寒とは思えないような陽気になりました。

　昨日、今日とでセンター試験が行われています。一発勝負で明暗が分かれてしまう大事な試験なので、受験生やその親御さんたちも健康管理にはかなり神経質になったと思います。
過去（３７年も前）に私も当時の共通一次試験を受けましたが、国立を目指していたわけでもなく、ただ受験慣れをすることが目的でした。だから気楽に受験できたのですが、一発勝負でその後の人生を左右される受験生にとっては、緊張感いっぱいだったことだと思います。
その日の天候や自分の健康状態で実力が発揮出来たり、出来なかったりするかもしれないし、試験問題でも自分の得意とする問題や、不得意な問題によって左右されます。
無事に志望校に合格して、今までの努力が報われることを祈っています！

　あとひと月半ほどすれば春を感じられるようになります。厳しい寒さに耐えてこそ、春の訪れが一段と楽しみになってきます。
暦にある二十四節気には各々意味があります。そして昔の人はその都度四季を感じ、古くからの言い伝えや、知恵で生活を豊かにしてきたのだと思います。
”大寒”は一年で最も寒い時期かもしれないけど、この寒さに耐えて、そして寒さを季節の賜物だと感じて、寒さならではの楽しみ方を見つけたいものです。
そしてやがて訪れる春の足音と共に、一枚ずつ重い上着を脱いで、気持ちも新たになれればなって思います。
寒い冬は心も閉ざしてしまいがちですが、冬にしか味わえないこと、冬にしか体験できないようなことを見つけて楽しめば、心はきっと温かくなるのでしょうね(^。^)y-.。o○

《ＥＮＤ》

2019年01月14日

現金主義です！

　こんにちは。世の中は今年最初の三連休でしたが、弊社はありがたいことに忙しく仕事をさせていただきました。今年は５月１日より元号が変わりますが、それに伴いゴールデンウイークもいつも以上に連休が続くみたいです。なるようにしかならないのですが、今からどれほど忙しくなるのかと心配してしまいます(-。-)y-゜゜゜

　さて今年の１０月より消費税が１０％に引き上げられます。それに伴い政府は景気対策として、キャッシュレスで買い物した人に限って、ポイントを還元することを発表しました。
消費税は平等に支払うのに、ポイント還元されるのはキャッシュレスの人だけって、公平さを欠くように思うのは私だけでしょうか！？
現金主義者の私には関係のない話で、今からカードを持とうとも思っていません。私は昔から現金主義者で、ローンで買い物したことがないし、ポイントが付与されるようなカードも持っていません。だから財布の中は免許証と保険証と病院の診察券しか入っていません( ﾟДﾟ)。電車に乗るにもいちいち切符を買います。

　ポイントが付与されるところで買い物をすると、ポイントを意識して要らぬものまで買ってしまいそうで心配です。みなさんポイントが還元されてお得だと思うのでしょうが、私は結局ポイントに踊らされて、企業が儲けているんだと思うのです。
ポイントが付与されなくても、必要な時に必要なものだけを現金で買うほうが自分の性格に合っています。私のような人間は絶滅危惧種かもしれませんね(*’ω’*)。　世界的にも今やスマホでキャッシュレス決済するのが主流になりつつあります。世の中が現金でものが買えない時代になることはないと思っています。特に日本人にはまだまだ私のように現金主義者が多いです。
カードを作るのが面倒くさいとは思わないのですが、ポイントが付与されることでどれほどお得なのか、どれほど幸せになるのかが私には理解できないのです。

　私は買い物をする度に、財布の中の残金を確かめます。そういう習性の人間です(*’▽’)。でもそのおかげで無駄遣いなどせずにすみます。残金がどれだけあるか、いつもわかっていることのほうが安心して買い物出来ます。やっぱり自分にはカードは向かないのです。

　《ＥＮＤ》

2019年01月09日

人生に勝ち負けは無し。

　ｚｏｚｏの前澤社長は月旅行へ行く予定だし、何百億円もするような絵画も購入したり、お年玉として１億円を配ったりと、話題に事欠かない人です。こんな前澤社長のことを世の中の人は、きっと人生の勝ち組と言うのでしょうね。

　私は人生に勝ち組も負け組もないと思っています。一流の大学を出て大企業で働いたとしても、官僚や政治家、弁護士、医者になったとしても、起業して大儲けをしたとしてもそれが本当に勝ち組なのか！？また高卒で中小企業で働ていたとしても、事故や災害に遭ったり、大切な人を亡くしたり色んな不幸に見舞われていたとしてもそれが本当に負け組なのか！？私はそれは周りが決めることではなく、またそんなことを考えながら生きていく必要もないと思うのです。そんなことより自分がどのように生きてきたか、またこれからどのように生きていくかの方が大切ではないでしょうか！？

　お金を儲けて、自分の趣味趣向に高額なお金を使うことは決して悪いことではありませんが、お金や物に執着心がない私にとっては、もっと大切なことがあると思っています。
人間が生きていく中で、どれだけ多くの人に助けられているかはわかりません。だから私はいつも感謝の気持ちを忘れないようにしています。そして私は足りないところがいっぱいあると自覚しています。だからいつも謙虚な気持ちを忘れないようにしています。今こうして仕事をさせてもらっているのも多くの人のお蔭だと思うから、人への気遣いや優しさはどんな時でも心掛けているつもりです。

　苦楽を共にした友人・知人、景気の良い時も悪い時も労働環境が十分とは言えない中を頑張ってくれた従業員、そして弊社の商品を何よりも愛してくれたお客様がいてくれたからこそ、今の私が存在しています。そのことが何よりも嬉しいし、生きていて良かったと思えるのです。
人は傍から見ただけではわからない色んなものを背負って生きています。自分に合う人、合わない人もいます。そんな中でもふとした時に笑顔になれたり、心が穏やかになれることがお金や物には代えられない人生の喜びなのではないでしょうか。

　《ＥＮＤ》

2019年01月08日

新たな年を迎えて思う。

新しい年を迎え１週間が経ち、業務も始まりました。お正月も穏やかな天候に恵まれましたが、お正月らしい雰囲気もなく過ぎていった感じがします。昔のように着物姿の人などほとんどおらず、街の商業施設も元日より営業をしており、新しい年が明けたという厳かな感じは皆無のような気がします。

　今年の干支は”亥”ですが、亥の年には過去には阪神淡路大震災のような大きな災害が起きています。昨年の西日本豪雨や地震などで甚大な被害に遭ったばかりなので、今年こそは災害のない年であって欲しいのです。

　さて、今年の日本の景気が気になるところですが、景気は国内だけでなく、諸外国の情勢にも大きく左右されます。特にアメリカや中国の貿易戦争に日本も巻き込まれはしないかと、戦々恐々であります。主に輸出で大きな利益を出している自動車産業でも、円の相場が１円上がることで何百億もの損失となります。日本の基幹産業である自動車業界が円高に巻き込まれると、それを支える鉄鋼業界はもちろん、中小の下請けや孫請け企業にも影響は及んできます。

　格差社会と言われて久しいですが、上場企業の多くはかなりの利益も上げており、ベースアップも過去最高まで上がっています。しかし、それはやはり限られた一部の話であって、日本の経済を支える９割の中小企業の業績はまだ回復しているとは言えないでしょう。人手不足がどの業界でも深刻な問題ですが、田舎にある小さな会社の弊社も例外ではありません。最低賃金も求人倍率も軒並み上がり、少ないパイをめぐって労働者の奪い合いになっています。いくら時給を上げても働く側はもっともっと好条件のところを望みます。自分の能力はさておき、少しでも条件の良いところを探します。そして自分に合わなければさっさと辞めていきます。

　今年は弊社にとっても正念場です。労働条件にもいろいろあると思いますが、働く側が会社へ何を求めているのか！？働きやすい環境とはどんなものかを今一度考えなければならないと思います。同族会社であるが故の問題はいろいろとありますが、それを克服しなければ弊社の将来はないと思っています。

《ＥＮＤ》

2019年01月03日

２０１９年のスタート。

　新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、新年を健やかにお過ごしのことと思います。
私と言えば、２日、３日と箱根駅伝を見ながらのんびりと過ごさせていただいています。残念ながら、母校の東洋大学は往路優勝はしたものの、総合順位は３位に終わってしまいました。でも大健闘だったと思っています。ここのところは上位にいるのが当たり前になっていますが、それをキープしていくのも並大抵ではなかったと思います。

　毎年、年に数回母校から機関紙が送ってくるのですが、母校のいろんな方面での活躍を目にすると、やはり嬉しいものです。卒業をしてから３０数年が経ちますが、母校のことはいつも気になるし、当時のことを懐かしく思い出します。
今から思えば、もっと志を高く持って学生生活を送っていれば良かったのですが、東京での学生生活に憧れていて、勉強より友人との遊びやアルバイトが楽しくて、、、、後悔しても後の祭りですね(-。-)y-゜゜゜
東京での学生生活が今の自分にどんな影響をもたらしたかはわかりません。ただ私は、両親には経済的にかなりの負担をさせているとの思いがありましたから、仕送りを受けていても、アルバイトでお金が入っても無駄遣いはせずに、倹約した生活を送っていました。そして親に要らぬ心配だけは掛けないようにしていました。
親がどんな思いで東京の大学まで行かせてくれたのか！？もっと勉強して親孝行でもしていれば良かったのですが、当時の私のレベルでは、必要以上に親に金銭的に負担を掛けまいと思うのが精一杯でした。

　１９歳の冬に、家業を継ごうと決めた私でしたが、３０年以上が経ち、当時の父の年齢を超えてしまった今、私の心境も複雑であります。
ほぼ一代で築き上げた父と、そのあとを継いだ私を単純に比較など出来ませんが、世の中の社会情勢も変わり、ＩＴの急速な普及で人々の生活や価値観もがらりと変わりましたが、父と同じ経営者の立場でいろんなことを考えさせられます。
父からバトンを引き継いで１５年になりますが、この１５年間は試練の連続だったと思います。それでも会社をつぶさず、ここまでやってこれたのも大勢の人の理解と協力があったからだと思います。何かの壁にぶち当たる度に、誰かに助けられていたのだと思います。自分の力なんてちっぽけなものです。私の生まれ持った運命もあるかもしれないし、出会った人とのご縁が運命を作ってくれたのかもしれません。

　人との出会いは、自分に足りないものを補ってくれる、気付かせてくれる出会いなのかもしれません。世の中にはいろんな人がいます。私を含めて人間には良いところばかりではないけど、自分にとって必要な人だから、神様が出会いを作ってくれるのかもしれません。
今年も人との出会いを大切に、人に優しく、自分にも優しくいたいなって思います(^^)v

《ＥＮＤ》