2018年11月28日
おはようございます。11月もあと3日で終わりです。もうすぐ師走に入るのかと思うと、なんだか気忙しくなってしまいます。
さて、先日2025年の万博の開催地が大阪に決定されました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに続いてのビッグイベントの開催が決まったことになります。
まだ7年先の話ですが、これから山積されている課題を一つひとつ解決していかなければなりません。負の遺産と言われた埋め立て地が有効利用されればいいのですが。
経済効果はそれなりに期待できるものの、最近の万博では赤字になっている開催地もあるようで、その取り組み方が問われることになります。
1970年に開催された大阪万博は、戦後25年が経ち、高度経済成長を成し遂げた日本の強いエネルギーを感じることが出来ました。当時の科学技術の最先端が紹介され、何年か後に訪れる未来に明るい兆しを感じるようなものでした。当時紹介されたコードレス電話などは、その後携帯電話、スマホにつながっていきました。
1970年、私は当時7歳で小学1年生でした。私の記憶が定かなら、万博は3月~9月までの開催だったと思います。開催ギリギリの9月に、父と姉の3人で万博に行った記憶が残っております。
当時はまだ岡山には新幹線が通っておらず、急行「とも」に乗って4時間かけて大阪まで行ったのを覚えています。万博の記憶はただただ人が多くて、電車の中も、パビリオンの中もすし詰め状態で、ゆっくり観ることなど出来ませんでした”(-“”-)” ただお土産は買ってもらったから、万博に行ったという証は残っております。
今から思えば、よくもまあ父も連れてってくれたものだと感心しております。
1970年頃と今とでは科学技術の進歩、社会情勢の変化など大きな違いがあります。そんな時代に行われる万博の意義をもう一度見つめなおして、国内はもとより世界の人々にとって魅力溢れる万博に是非ともしてもらいたいものです。
《END》
2018年11月21日
おはようございます。朝晩の冷え込みが日に日に増してきて、布団から出るのに時間がかかるようになりました。日中は例年よりは暖かいような気がしますが、目の前に冬が迫っているかと思うと、なんだか気が重くなってしまいます。
さて先日センセーショナルな一報が入ってきました。日産・ルノーの経営者である、カルロス・ゴーン氏が逮捕されたというのです。
ゴーン氏は低迷していた日産の業績を2年でV字回復させ、その手腕には誰もが驚き、そして認めていました。どん底に落ち込んでしまった業績を回復させるには、有無を言わせないほどの徹底したやり方が必要だったのも事実だと思います。2万人以上の従業員をリストラさせ、主要工場を閉鎖させるなど、なりふり構わないやり方でした。そして今や燃費偽装などで業績が悪化していた三菱自動車までを傘下にしてしまい、3社の自動車販売台数は、トヨタを抜いて世界第2位までになりました。
しかし華々しい実績、業績の裏にはやはり陰の部分もあったのです。中国の古来からの思想で、陰陽思想とか陰陽論とかがあります。森羅万象のあらゆる物事を陰と陽の2つに分類して考えます。陰と陽は文字通り相容れない、正反対の性質を持ちます。
今回の日産の事例でも、華々しいV字回復の陰にはあってはならない事が行われていたようです。人間って順調な時、勢いに乗っている時ほど傲慢になったり、目先の欲に走ったりする傾向にあります。ゴーン氏も自分一人の手柄のように思い込んで、きっと2万人ものリストラされた従業員のことなどあまり考えもしなかったのだと思います。
今回の事件は弊社のような小さな会社には縁遠い話だったかもしれませんが、同じ経営者の立場として考えさせられることは多かったと思います。
会社の存続を第一に考えるのは当然ですが、リストラされた従業員の気持ちを考えた時に、まずは経営者自ら身を切る覚悟で取り組まなければならないと思いました。
業績が良い時も悪い時も、同じ釜の飯を食べてきた仲間に申し訳ないと思うのです。ゴーン氏は経営の資質にたけていたのかもしれませんが、日本人の心には添うことが出来なかったようです。
《END》
2018年11月14日
こんばんは。晩秋に入ったとは言え、日中はぽかぽか陽気で気持ちよく過ごすことが出来ます。あまりにも暖かいせいなのか、ハエが異常に発生しています!食べ物を扱っている弊社だけなのかと思ったら、近くの取引先も同じみたいで、周囲の人達はハエの駆除に大変みたいです。
11月も半ばに入り、カタログを送付してから1週間あまり経過したこともあって、お歳暮の注文もたくさん入ってくるようになりました。
私も連日営業に出向いておりますが、お客様とお会いすることをいつも楽しみにしております。もうこの歳なので緊張することなどないのですが、やはり無意識に気が張っているのでしょうか、仕事から帰ると疲れがどっと出てしまい、夜更かしなどする元気もなく、早めに休んでおります(-。-)y-゜゜゜
取引先の担当者様や社長様はほとんど私よりも年配の方ばかりなので、私はいつも勉強するつもりでお話を伺っています。社会経験が豊かな人のお話は、やはり私には貴重であり、自分の足りないところをいつも気付かせてくれます。
限られた世界の中で長い間刺激もなく過ごしていると、情報にも疎くなり、視野まで狭くなるのでしょうが、こうしていろんな方とお話出来ることは、少なからず私の人格形成や価値観にも影響を与えてくれます。
限られた従業員でこのお歳暮商戦を乗り切るのは大変なことです。毎年のことですが、一人ひとりが自分の能力の最大限のことをしてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。体調に気を付けて、みんなで力を合わせて頑張るしかありません。
《END》
2018年11月01日
こんにちは。今日から11月です。朝晩はめっきり冷え込んで、寝起きの悪い私にはこれから毎朝地獄のような日々となります(=_=)。
今年も残り2ヶ月となりました。カタログの準備も整い、来週の5日にはいよいよ発送です。カタログの冒頭には毎回私の”ごあいさつ”から始まっています。今回そのごあいさつを紹介させていただきます。
ごあいさつ
時の過行くのは早いもので、今年もあと二か月足らずとなりました。
さて今年の7月の西日本豪雨をはじめ、地震や台風による甚大な被害は、今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。それまでテレビの中での出来事だと思っていたことが、現実に身近なところで起こりました。
私にも被災した仲間がいるのですが、金銭的な支援はしたものの、自分の仕事を犠牲にすることが出来ず、結果的にボランティア活動に参加出来なかったことに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私も28年前に火災で住居を失った経験があり、この度の被災者の方々の喪失感、絶望感は私なりに理解できるところがあります。当時は人からの励ましの言葉が余計に辛く思ったし、人から親切にしてもらうと、余計に自分の惨めさを感じたりもしました。
しかし月日の経過とともに、特別良いことはないけれど、特別悪いこともないような、淡々と過ぎていく平凡な日々のありがたさを実感するようになりました。
人が何を幸せと感じるかは、人それぞれかと思います。自分の欲望が満たされた時に幸せを感じる人もいれば、人に優しさや気遣いをすることで、相手の喜ぶ笑顔が自分の幸せにつながる人もいます。
心が穏やかになれない時には、不平や不満もつい口に出てしまうし、人を妬んだり、自分を責めたりもします。何も解決しないのはわかっていても、「なんで自分だけ」と思ってしまう気持ちが、余計に正常心を失わせてしまいます。
本当は生きているだけで幸せなのかもしれません。幸せって自分だけのものではなく、人とつながっていると思います。生きていれば試練も多いけど、楽しいこともきっとあると思います。今の自分を受け入れて、「生きていることがありがたい」と思えるなら、きっと心も豊かになるのだろうと思います。そして人の幸せが自分の幸せだと素直に思えるようになるのでしょう。
末筆になりましたが、皆様の一年間のご愛顧に感謝申し上げますとともに、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
平成三十年十一月吉日
(株)魚伊山陽路
三代目社長 原田 浩太郎