2016年04月25日
こんにちは。桜も散ってしまいましたけど、春は緑が鮮やかで、若草のいい匂いがして何とも言えません。
もうすぐゴールデンウイークに入りますが、人様がお休みの時に忙しくなる商売をしているものですから、私としましては、弊社の料理や珍味などを召し上がることで、より楽しくて思い出に残るような休日になることを願っています。
先日より三菱自動車の燃費実験データの改ざんが世間をにぎわせています。10年ほど前にもリコール隠しをして、社会的にもかなりバッシングを受けていたのですが、またまたこの事件です。企業体質を疑われてもしかたないですね。
企業の規模の大小に関わらず、企業の社会的責任というものはみな同じだと思います。
老舗料亭の産地偽装や有名和菓子店の賞味期限の改ざんなどは記憶に新しいところです。あのマクドナルドでも海外で製造していた鶏肉の加工品では、信じられないような従業員の行動がありました。
真面目にやっている会社が殆どの中で、一部のこうした事例が表ざたになると、「食」への安心・安全への不安は一気に広まります。ましてやネット社会の現代では、興味本位のことや心無い誹謗中傷などあっという間にネット上で拡散してしまいます。
以前にも私はこのブログでお話したことがあるのですが、商売というものは、損得の前に善悪を先ず考えなければいけないと思うのです。
今回の三菱自動車の件で言えば、担当部署の上司の指示で燃費実験データの改ざんが行われています。他社メーカーが次々に燃費を向上させていき、遅れをとっていたことへの焦りからきたものだと思います。
企業は損をすること、不利益なことはあまりやりたがりません。規模が大きく成ればなるほどその傾向は強いと思います。株主がものを言う時代ですから仕方ないのかもしれません。
しかし、どのようなことでも事実を事実として伝えるのと、隠ぺいしてしまうのとでは全く意味が違ってきます。一部の人間がしたことでも、それは会社全体の問題になりますし、一部の人だけの被害であっても、それは社会へ問題を波及することになります。
私は、例え会社が損をしたとしてもお客さんに喜んでいただけたらなら嬉しいです。その損は長い目でみればいつか利益として返ってくると信じています。
目先の損得を考えるより、今していることが善か悪かを先ず考えていきたいです。それは私一人が思っていているだけでなく、同じ職場の人間一人ひとりが意識していかないといけないと思います。職場の中で自分の思ったことをズげズげと言ってしまったり、周りが呆れてしまうような行動をとっていたのでは、善か悪かなど考えていないことになります。自分のことしか考えていないとこんなことになり、周りを不快にさせ、会社全体の士気に影響を与えます。
人は誰かに傷付くようなことを言われたり、されたことはいつまでも覚えています。しかし、自分が誰かに傷付くようなことを言ったり、したことは忘れています。と言うか気付かないままになっています。人間って勝手な生き物だとつくづく思います(-。-)y-゜゜゜
お客様の喜びが会社の喜びであるのと同じで、周りの人の喜びが自分の喜びに繋がるのではないかと思えば、それは善の行いだと思います。私は常々自分本位に考えることはしたくありません。自分本位に考えると、自分に合わない者を排除したり、批判ばかりしてしまいます。私は経営者であり、最高責任者です。だからと言ってワンマンなことはしたくありません。会社の不祥事は私が全責任を負う覚悟ですが、その分従業員には謙虚な姿勢で仕事に専念してほしいです。
今の現状に不平や不満があったとしても、それを周りに当たったのでは、自分がスッキリするだけで何にも解決はしません。こうすれば周りが喜ぶ、お客様が喜ぶと思ってした行動は必ず自分に返ってくると信じています。
お金や物で少々得したからと言っても、長い目で見れば大したことはありません。そんなことよりも、周りに喜んでもらったり、感謝されたりすることの方が一人の人間として価値があることだと思います。
人生、損得だけで生きていたってつまらないですよね。お金や物に執着していない私は、どんぶり勘定の経営をしています(;´∀`)。 でも出会った人たちや周りにいるお世話になっている人たちが喜んでくれて、会社もほんの少しだけ儲けさせていただいたなら本望です。損得の前に、先ず善悪を考えていたなら、今回の三菱自動車のような不祥事は起こらなかったかもしれませんね。
《END》
2016年04月19日
おはようございます。日中はあったかいのに、朝晩は肌寒くて体調管理が難しい今日この頃です。
さて、先週の火曜日(12日)に私は母と一緒に、日頃お世話になっている玉島信用金庫さんが主催する日帰り旅行に行ってきました。行先は、高松の「栗林公園」と「こんぴら大歌舞伎」です。
天候にも恵まれ、初めての母との旅行と初めての歌舞伎の鑑賞とあって、前日から小学生みたいに浮かれ気分で、おやつの準備までしてしまいました(*´з`)
先ず行ったのが「栗林公園」。何千本もある黒松が見事なまでに手入れをされており、とても綺麗でした。
私の極めてガラケーに近いスマホで撮った写真なものですから、それなりにしか映っていませんが、こんな感じです。
私と25歳離れている母ですが(77歳になります)、よそ行きのかつらをかぶるとすごく若く見えます(‘;’)
おかげで一緒に旅行をしている人たちからは、「今日は奥さんと同伴ですか!?」って何人かの人たちから聞かれました(-。-)y-゜゜゜(そんなわけなかろ!そこまで私老けていますかね!)
そしてメインイベントの「こんぴら大歌舞伎」です。金丸座という由緒ある芝居小屋ですが、30年くらい前からこの時期限定で歌舞伎の興行があります。木造2階建てで、昔にタイムスリップした感じで歌舞伎を堪能できました。今、時の人である片岡愛之助さんや、テレビドラマでお馴染みの市川中車(香川照之)さんも出演されており、感動しました。なかなか歌舞伎など見る機会はありませんが、日本の伝統文化に触れることが出来て本当に良かったし、良い思い出が出来ました。
母と夫婦に間違えられたのはショックでしたが、少しばかり親孝行ができたことが嬉しかったです。今度は母のお出かけ用のかつらでもかぶろうかな(^.^)/~~~
《END》
2016年04月18日
こんばんは。先ずはこの度の大震災で被災されました熊本県民の皆さま、周辺地域の皆さまには心よりお見舞いを申し上げます。何百回と続く地震に、心も体も休まることがないと思います。どうか気持ちをしっかりと持っていただきたいと思います。
私の妹も熊本の八代に嫁いでおります。母からの話では、昼間は家で待機をして、夜には避難場所へ行くみたいです。でも建物の中には入らず、車の中で夜を明かすそうです。不自由な生活を強いられているかと思うと、居ても立っても居られない気持ちになります。
10日ほど前、ある小学校の入学式のお弁当を配達しました。そこの小学校は今校舎を建て替えていて、プレハブの仮の校舎でした。玄関を入った正面に誰かの詩が書かれていました。
「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」は誰にでも見える
私はその場で何回となく繰り返して読みました。そして5年前に東北地方を襲った大震災の時に、テレビでACのコマーシャルで流れていた詩だってことを思い出しました。
この詩は宮澤章という詩人が書いた「行為の意味 青春前期のきみたちに」の中の一節です。
作者は、すべての人が持っているやさしい気持ちが、たくさんのあたたかい行為となって世の中に生まれてほしいと願っています。でもやさしい心や思いやりの心を持っていても、それを行動に移すことは正直難しいです。目立つことが嫌な人だっています。人に知れないように、そっと行動に移す人もいるかもしれません。みんなが行動に移せれば言うことないですが、人それぞれ自分に合った表現の仕方で良いと思います。
言葉ひとつ、言い方ひとつだけでも相手に、周りに「こころづかい」出来るかもしれないし、「思いやり」出来るかもしれません。
この度のような被災された人たちに手を差し伸べることはもちろんですが、日常生活の中でも自分らしい「こころづかい」、「思いやり」を忘れずに生きていこうと思います。
《END》
2016年04月08日
こんにちは。桜も昨日の雨でかなり散ってしまっています。でも桜は散っていく姿も美しくて、昔から日本人、特に武士の世界ではその潔く散っていく様が好まれていました。私はどちらかと言えば女々しいので、男として情けないと思っています(;´∀`)
先日久しぶりに同級生3人で食事をする機会がありました。同級生に会うと、その瞬間から当時に戻ったようで、話は尽きることはありません。この歳になると、立場や境遇など似ているところがたくさんあって、共感するところもかなりあります。人の仕事での失敗談や苦労話は想像もつきませんでしたが、自分のこととして考えるとすごく勉強になります。この歳だから話せることもあるのでしょうか、昔を懐かしむことより、これからの目標であったり、自分のあるべき姿などをお互いに熱く語っていました。
それぞれ職業は違いますが、経営者であったり、管理職としての苦労はみな同じです。性格も価値観も違うのですが、どういうわけか今まで喧嘩をしたこともないし、口論になったこともありません。居心地が良いのは勿論なのですが、お互いに尊敬し、認め合うことができるから、一緒にいても楽しくて、刺激も受けて、元気をもらえるのだと思います。
ちょっと心配なのは、お互いの健康のことです。もうそんな歳なんですよね。ストレスによる病気もいろいろあります。私もそうでしたが、気付かないうちに病は襲ってきます。定期的に必要な検査を受けて、健康な体でまだまだ頑張らないといけません。そして、いつまでもお互いに元気な顔が見せられたら素晴らしいなって思います(*^_^*)
《END》
2016年04月04日
こんばんは。東京や九州の方ではすでに桜は満開のようでしたが、私の地元、岡山県倉敷あたりも週末から天候に恵まれ、今が丁度見どころといったところでしょうか。
春の選抜高校野球も終わり、4月に入って入学式や入社式などでフレッシュ感がいっぱい漂っていて、なんだか自分の時を思い出します。
こんな私にもフレッシュな時がありました(#^.^#)。 かれこれ30年前のことになりますが、東京にある眼鏡・光学機器の専門商社へ入社しました。その年に同期が十数名入ったのですが、どういうわけか入社式では私が代表の挨拶をすることになり、気合を入れてあいさつ文を考えていたのを覚えています。
結局サラリーマン生活は1年ほどでしたが、先輩方やお客様との接し方など社会の人としてのマナーであったり、心得であったり、貴重な経験をさせていただいたと思っています。
4年間の学生生活を終えて、直ぐに社会人としてスタートしたのですが、慣れない社会への戸惑いであったり、いろんな面のギャップを感じたものでした。でもそれが自分の未熟さを思い知ることになり、自分への甘えも少しは捨てられたのではないかと思っています。
どこの大学を出ようが、どこに就職しようが、そんなことは長い人生の中で大したことではないと思います。私が今この歳で思うに、人への優しさ(思いやり)、自分への謙虚さを忘れたら人間はおしまいだと思うのです。
一人の時間が好きな私ですが、人間は一人では決して生きていけないことはわかっています。だからいつもお蔭さまという気持ちを忘れずに、分け隔てなくみんなに優しくしていきたいし、仲良くしていきたいと思っています。
私の周りにはたくさんの友人・知人がいます。気の合う人もいれば、苦手な人もいます。人間ですから良いところもあれば、悪いところもあります。悪いところばかりに焦点を当ててしまうとなかなか付き合ってはいけません。良いところを見てあげれるから付き合っていけるのです。どんな人からも学ぶところはあるし、自分に足りないところを補ってくれたり、元気をくれたりもします。本当にありがたいです。
30年前の新入社員だった頃の自分を振り返りながら、その当時の初々しさを忘れることなく、これまでの30年培ってきた経験を元に、今まで以上にもっと器の大きな人間になろうと思うのです(*´з`)
《END》